合唱のこと

雨降りの寒い一日。今日の午前中は、新婦人コーラスでした。
10月5日(木)に道内の新婦人コーラス小組交流会が開催されるので、発表曲の練習でした。
曲は2曲、太陽がくれた季節と風花という歌。
太陽・・・は【1972年に発売された青い三角定規のシングルである。作詞は山川啓介、作曲はいずみたくによる】ですが、中学校の音楽教科書にも載っており、今もって小中学生に歌われ続けているそうです。が、シルバーおばさんコーラスがどのように歌うのか、わからないことが多いです。会場に集まる聴き手の方々も青春時代の思い出で聴くのでしょうから、昔の自分に帰る、でいいのかしらね。大人っぽい表現でとも指導されますし、でも暗譜して歌うのが精一杯のhahatenにとっては、飛び出さないように歌うのみですよ。
風花…は作曲者のたかだりゅうじさんの一文がありますので、お借りしてきました。
1993年1月、「音楽センターひろしま」で専従者として活躍していたMさんが、31歳の若さでその生涯を閉じました。人一倍頑張り屋で、うたごえの種をまき、咲かせるためにギターや太鼓を抱え、街中を走り回っていた彼女の姿と、彼女の残してくれた大切なものは、今でも仲間の心のなかに生き続けています。
 1994年、1周忌の追悼の会のためにこの歌を作曲しました。詩は、詩人の門倉さとしさんからずいぶん前に送っていただいたものですが、渦巻く上州の風に舞う風花とヒロシマの思いを重ね綴ったもの、と門倉さんは語っておられます。
 1月の寒い日、彼女は風になりました。やがて風花になり、平和を愛し求め続ける折り鶴となり、見上げれば、柔らかな微笑みをちりばめた顔、そして彼女のうたが聞こえてきます。
 ララララ…というオブリガードの部分は、歌ったり、踊ったり、太鼓を打ったり、という彼女の活動そのもの。彼女は、わたしたちの回りに、いつまでも普遍的に存在しているのです。(1997.8.24 たかだりゅうじ)
今この時点でこの歌に寄せる思いを読ませてもらって作詞者の風花とヒロシマの思い、そして作曲者の親しい女性への思いと風花、それぞれの思いは深く、そういう背景のことなどわかったことで、うたうことへの私の思いも深くなったと思います。
それでも、暗譜して遅れないように飛び出ないように歌うのが精一杯(笑)です。いつもながら参加することに意義!です。