春!磯の香り


春分の日を過ぎて、いよいよ夜明けが早くなってきました。今朝は雪が降っていましたが降る先から解けて、青空が広がった午後には、え?降ってたの?なーんて感じです。毎日毎日春が急ぎやって来るようですよ。
そんな朝早くに宅配便が届きました。松藻(まつも)です。hahatenが小さい頃は、マツボ(松穂)と言っていましたが、熱湯をかけるときれいな緑色に変わるのが好きでした。生でも食べますが、板に貼って乾燥させたものや、今では「生のまま」冷凍で一年は優に保存できます。
日高の様似町で漁業をしている従弟が、採ったままを送ってくれました。開けると磯の香りが漂ってきて、本当に久しぶりに海の匂いを懐かしく感じました。「採ったまま」というのは、磯の欠けらやら微小な粒貝やら、小石やらがからまっていますので、これを丁寧に取り除かなくてはなりません。雪も降ったので水道水はかなり冷たく、洗う手が痺れるほどでした。これまでは老母がきれいに石などを取り除いてくれましたが、今はここにいないので、その過程、見様見真似ならまだしも見たことがないので、話しを思い出したりして、手探り状態できれいにしています。
松穂の収穫は2月、3月、に行われます。お昼の潮が引いて、磯が出ている時間だけですが、まだまだ海の水や風はホントに冷たいことでしょう。ご苦労に感謝して無駄にすることなく完食を目指します。