春酒介寿 (シュンシュジュヲタスク)



お茶席に連なって一番に精神性を高めてくれるのが、床の間の掛物です。
先代お家元の即中斎宗匠が扇子に書かれたものを掛け軸として表装したもので、かなり年代が経っているもののようです。社中の友人が所蔵しているもので、丁度立春の時季と重なったので、新春風に床の間飾りとなりました。
この言葉は、中国詩経の一節で、年が改まった正月のお酒は寿命を長くするという意味のようです。
いつも「お酒」を飲みなれているhahatenですが、正月を迎えたときに飲む「お酒」は普段とは違う美味しさを感じますね。過ぎて来た一年のあれこれはさておき、これから迎える一年に何かしらの希望が垣間見える幸せを感じながら飲むお酒は、体に良いということでしょうか?