炎天下の野点



雲一つなく猛暑の札幌でした。大通り公園5丁目広場では、2l日と22日二日間、ライラック祭り恒例の野点が行われました。
hahatenは土曜日は友人と、日曜日はひょんなことから一人でお茶と楽しんで参りましたが、札幌はどうしたことか金曜日から28度前後の猛暑となり、あまりに突然だったので、体の感覚も夏仕様に対応せず、気温の割にはサラッとこなしてしまった不思議な感じです。
雲悠々水潺々(くもゆうゆう みずせんせん)
薫風自南来(くんぷう おのずからみなみよりきたる)
青山緑水(せいざんりょくすい)
日曜日のひょんなこと、というのは、前日野点の会場に古道具屋さんも店を出していて、普段使いに黒楽の茶碗を買いました。家に帰ってから、洗っていると粘土の匂いが出てきました。楽茶碗は往々にしてこういうことがあるんですが、古道具屋さんということでちょっと油断してましたね。電話をすると引き取ってくれるというので、翌日日曜日も出かけることになったのです。
2日間で、抹茶席4席、煎茶席1席を楽しんできました。
次の席に入るために、2〜30分、炎天下で待つこともありますから、「これまで寒い時もありましたから、それに比べれば暑いほうがいいですよ」という声が聞こえてきました。愉しみのためにはじっと辛抱、辛抱してこその愉しみが深いということですね。暑い時の暑いお茶。結構なお点前でございました。